夏色Tuesday


ラグビージャーナリストにして作家でもある大元よしきさん。

大元さんの著書『ファイナルマッチ』を拝読してしばらく経ってから、
偶然検索してサイトにゆきあたり、ネットで公開しておられる作品を
拝見する機会に恵まれました。

夏色Tuesday』は新米の介護士さんのお話。若い女性の成長と心のゆれを
リリカルにつづった短編です。
実際に、介護士さんに取材してうまれた作品とうかがいました。

一読して、すぐ「これを絵にしたい」と不埒なこと考えました。
もっとも、実際に何点か仕上げたのはそれから約半年後・・・という
遅筆ぶり(>_<)でしたが。
しろうとの強引なファンレター(笑)をこころよくうけてくださった
大元さんには感謝するばかりです。

画面をクリックしてくださると、拡大した画像がでてきます

・・・本文読んでいただくとわかるのですが、私が絵にできたのは、ほんの冒頭の部分です。
これから出来れば介護士として奮闘する雅美さんの絵も追加してゆきたいですね。
『天使の梯子(はしご)』









雅美、高校三年の夏。おじいちゃんとふたり、施設に入所しているおばあちゃんのお見舞いに
ゆく途中
雨上がりの空に「天使の梯子」を見る・・・








『再会の悲しみ』 





  幼い頃からかわいがってきた孫娘を認識できなくなったおばあちゃん。
  挨拶しても雅美が誰かわからず、いっしんに好きだった書道に没頭するおばあちゃんに、 
  労わるようなおじいちゃんのまなざしはすべてをうけいれるかのごとく優しい。
  そんなふたりを落ち着き払ったようすで見守る介護士の女性。
  雅美は大好きなおばあちゃんが遠くに連れ去られてしまったような寂しさを感じる。








『母と娘』


ひさしぶりに母と外で待ち合わせた雅美。
来し方を思わせる若いママと幼い女の子のたわむれに心なごむふたり。
おばあちゃんのお見舞いにいった日から胸に抱いていた「ひとの役にたちたい」という願い。
まだおぼろながら、これからの事、将来のビジョンを思い描き、雅美は母にうちあける・・・





『向日葵(ひまわり)』




プールからの帰り道、通るたびに眺める花壇のひまわり。雅美より背の高い大輪の花に、
いつも『夏』を感じていた。
  「雅美、ひまわりみたい----」







大元さんの作品はどれも独特の温かな視点から紡ぎだされていて、
読むと「生きる希望」をわけていただけるような感じです(^^)。
今後いっそうのご活躍を期待したいですね!!

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公式サイトと同じく、『夏色・・・』をふくむ多数の作品が閲覧できます。

ぜひぜひ、大元よしきさんのサイトにお立ち寄りになって、
『夏色・・・』も他の作品もご拝読くださいますように。